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【FP監修】世界と日本の物価の違い【2024年】

2024年6月16日

日本は安い国と最近よくメディアで見るけど、世界と比べてどのくらい違うのかを知りたいな。

最近は円安の影響もあって、世界と日本の物価差がすごいよね!詳しく見てみよう~!

みほ


そこで、本記事では以下の事についてお話します。

・世界と日本の物価はどうなっている?
・【2024年】ビッグマック指数
・インバウンド価格とは?

・二重価格ってなに?


では、いくよ~!


世界と日本の物価はどうなっている?

引用:世界と日本の物価とインフレについて【2023年版】-業界動向サーチ (gyokai-search.com)


まず、一般的に参考にされる指標としては、消費者物価指数(CPI、前年同月比)の推移です。

ポイント

消費者物価指数は、全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するもの

総務省


と定義されますが、簡単に言うと、私たちが生活する為に掛かるお金の変動です。


2022年データですが、日本は4.0%に対して、ヨーロッパ諸国は9.2%なので、私たちが日本で感じている以上に、ヨーロッパの物価は上がっているということが分かります。物価高やインフレは日本だけではなく、世界でも起こっていることが分かりますね!


加えて、ヨーロッパ・アメリカ含め、海外は物価も上がっているけど、給料も上がっているのに、日本は20年間給料が上がってないことも問題になってるよね。

そうだね。さらに税金は上がり、支出が増える一方で生活バランスが悪くなるのは、問題だよね。

みほ





では、次にもっと身近な例で物価を例えていきたいと思います!

【2024年】ビッグマック指数

ビッグマック指数(The big mac index:BMI)は、各国・地域におけるビッグマックの平均価格を比較することで、物価水準、購買力といった経済状況の比較や把握をしやすくするための指数です。


「ビッグマック」で世界の物価が図れるのは面白いね!!


今回は、イギリスの経済専門誌「The Economist(エコノミスト)」から発表された、2024年1月時点での最新の世界のビッグマック指数(ビッグマックインデックス:BMI)およびビッグマック価格を紹介していきます!

長すぎたので、一部抜粋しております。

順位国・地域名ビッグマック指数(%)価格
(USドル)
価格
(円)
現地通貨名
1スイス43.508.171207スイス・フラン
2ノルウェー25.507.141056ノルウェー・クローネ
4ユーロ圏3.105.87867ユーロ
9アメリカ0.005.69841USドル
31韓国-27.804.11607韓国ウォン
37タイ-33.503.78559タイ・バーツ
45日本-46.503.04450
55台湾-58.002.39353ニュー台湾ドル

出典:Our Big Mac index shows how burger prices are changing(The Economist)
※BMI(ビッグマック指数)はUSドル基準
※ドル円の為替レートは2024年1月時点の1ドル=147.86円(The Economist)で計算



日本…思ったより下かも…


もちろん国によって税率や為替も変動するため、参考指標ですが、日本人から見ると、海外でビッグマック食べると「高い…」と感じる国が多いのが分かります。


1位のスイスの1207円は驚愕の物価だよね…

みほ


見てみると、タイよりも日本の方がビッグマックが安いので、東南アジアから見て、日本が「安い国」になる日が着実に近づいてる感じもしますね。



インバウンド価格とは?


こうした状況を踏まえて、昨年から続く円安で日本を訪れる外国人が大幅に増えて、外国人需要がある観光地では「インバウンド価格」「二重価格」が起こっています。





ニセコの「インバウンド価格」




ねぎとろ丼が3,000円…!おにぎり1000円…!これがインバウンド価格か!



ほかにも、こんな例もあります。



NYで5200円のラーメンが、銀座で1380円!



ラーメン1380円も銀座価格だなあと思うけど、NYはラーメン1杯5200円するんだね!

みほ






「二重価格」とは?

写真のように、海鮮食べ放題が外国人観光客7678円、日本人は6578円…

観光客がどうかで金額が変わること!




海外の方が、それでも価値を感じてくれる金額設定なら、Winwinかもね!

ニセコも海外の人から見たら、「それでも安い」らしい…!!金銭感覚の違いが大きくなってるなと感じるよね…

みほ





まとめ


今回は世界と日本の物価の違いについてまとめました。

日本はいま「円安」が進んでいて、海外の人から見ると「安い国」に見える流れが加速しています。



日本で生きていると、そこまでの差を感じることはないかもですが、いざ海外旅行に行くと、その価格差に驚きます。

・稼ぐ力を身に着ける
・ドルを稼ぐ
・インバウンドを対象にしたビジネスをする

色んな方法がありますが、この状況を見て待つのではなく、自分で対策できる状況を作っていくことも大事ですね!


では、また~!


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  • この記事を書いた人

みほ

FP2級(ファイナンシャルプランナー)|起業家|同志社大学→武田薬品→会社員しながら会社設立→FP独立|会社員で「お金の知識をつけて資産形成・起業する方法」を発信中|『FP Time』編集者

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