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起業後すぐに銀行口座を開設するべき理由【具体的手順付き】

2022年11月11日

起業 銀行口座

社長

開業後すぐに銀行口座の開設を取り組んだほうがいいよ!

と言われつつも、

・どこから行動したらいいか分からない
・メガバンク、地方銀行、信用金庫、ネットバンクどこから良いか分からない

と悩んでいませんか?

みほ

私は2021年に法人設立し、計6つの銀行口座を開設しました!

そこで本記事では、次のことをお伝えします。

・そもそも銀行口座を起業初期に多く開設すべき理由とは
・メガバンクは開けなくていい!?法人で使える銀行の4種類
・私が法人口座開設した6銀行の実例

口座開設拒否されても悲しまなくて良い理由



みほ

という私も起業初期に、なぜ早く銀行口座の開設を頑張らないといけないのか、まったく分かりませんでした。

しかし創業して1年が経ち、銀行口座は必ず可能な限り多く開けた方がいい事を痛感しているので、私の実例も併せて紹介します。



そもそも銀行口座を起業初期に多く開設すべき理由とは


・使える銀行口座は多いほうが良い
・創業6ヵ月以内が口座を開けやすい


個人の場合は、銀行に「口座を開設したいです」と行くと、簡単に口座開設はできますが、法人の場合はそうはいきません。



理由は、個人の場合は「〇〇会社 〇年間勤務 年収○○万円」の○○さんに対して銀行が信用して口座を開設してくれますが、創業初期の法人は、残念ながら信用は0だからです。



・この会社は本当に信用できる会社なのか?
・どういう人が代表取締役をしているのか?

を、しっかりと審査してきます。



こんなに審査が厳しい理由は、法人口座が裏社会の会社に犯罪で使われるケースがあるからです。



口座がない事には金銭取引ができないですが、裏社会の組織は、銀行口座が開けられないので、どこかの法人口座を買う(かなり高額取引らしいですよ…)ということになります。

銀行からしたらたまったものではないので、最初の銀行口座開設の時にアヤシイ会社でないかというのを徹底的に審査されるんですね。



年々法人口座も審査が厳しくなり、簡単に開かなくなっているいるので、なるべく早く取り組みましょう。




メガバンクは開けなくていい!?法人で使える銀行の4種類

法人 銀行口座開設

銀行と言えば、三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行などを思い浮かべますが、私はメガバンクは開けてないです。

1年経った今も、開けなくていいと思っています。

なぜかと言うと、決済用としても使いずらいし、融資も入りにくいからです。

まず銀行の種類は大きく分けて4種類に分かれます。

メガバンク
(三菱UFJ銀行、三井住友銀行など)
地方銀行
(北海道銀行、横浜銀行、大阪銀行など)
信用金庫
(京都中央信用金庫、城南信用金庫、岡崎信用金庫など)
ネット銀行
(GMOあおぞらネット銀行、住信SBIネット銀行など)


この中で、ここだけを開けたらいい!という話ではなく、万遍なく口座開設できるのが理想です。

それでは、各銀行のメリットデメリットを比較していきます!

 

 開設しやすさ信用度融資使いやすさ合計点
メガバンク

×

審査厳しい

大企業のみ

全国に支店あり

6点
地方銀行

面談あり

信用金庫→地方銀行

県外で使えない場合あり

5点
信用金庫

面談あり

まずは信用金庫から

県外で使えない場合あり

8点
ネット銀行

ネット完結もあり

×

融資制度なし

ネットバンキング
無料使用

7点

※◎:3点、○:2点、◬:1点、×:0点で計算


法人設立にあたり、融資を考えている場合は、一般的に信用金庫から融資が始まるので、信用金庫の口座は必須かと思います。

メガバンクは信用度は高いですが、融資は上場企業がメインなので、お飾りとしては嬉しいですが実用性には欠けます。振込手数料も高いですし(三菱UFJ銀行1回550円)…メガバンクの口座開設は運の要素が強い気がします。

地方銀行も口座開設の難易度も比較的高いです。また融資も基本的には信用金庫にお世話になった後なので、初動の優先順位は下がると思います。基本的に地方銀行・信用金庫は本店所在地の管轄にお世話になるので、一緒に回るのが理想です。

ネット銀行は今の時代、必ずあったほうが良いです。開設手続きも簡単、ネットバンキングも無料、振込手数料も安い。実用性抜群です!



みほ

私は普段使いはネット銀行、融資は信用金庫にお世話になっています!地方銀行は口座開設していますが、ほぼ動いていません。

開設口座数はメガバンク0、地方銀行1、信用金庫2、ネット銀行3です。


私が法人口座開設した6銀行の実例

では、私が銀行口座開設に行った過去の事例を紹介していきます!

①まず、法人設立後1カ月以内にネット銀行3行に開設申請
(GMOあおぞらネット銀行、住信SBIネット銀行、Paypay銀行)

全部通過(約2週間で口座開設まで終了)

②ネット銀行の次はメガバンクの法人口座開設をWEBでまず申請
※メガバンクは最初はネットで申請→通過→担当者と面談→口座開設判定結果という流れが多かったです。

メガバンクの口座開設は私的に重要度が低かったので、みずほ銀行しか出していません。(みずほ銀行が1番最初の資料が出しやすかったのですが、ネット申請の時点でお祈りメールが来たので、他行は辞めました)

③地方銀行、信用金庫周り
基本的に地方銀行、信用金庫は法人本社or支店の登記住所の管轄になります。私は本社から1番近い支店に電話してアポイント取得して、対面面談でした。面談は各銀行1回。聞かれたことは、事業内容や創業の経緯などです。


その場で結果が出ることはなく、後日結果が郵送される流れでした。個人の口座開設とは異なり、ふらっと窓口に行っても、口座開設はできないので、ぜひ事前に電話されることをオススメします。


知人の経営者は大阪の信用金庫にて、電話の時点から口座開設の対面アポイントをお断りされていたので、本当に簡単に開くものではないと痛感しています。



口座開設の審査に落ちても悲しまなくて良い理由

口座開設断られるのはやはり悲しい…


どんな銀行であっても、お断り通知が来るのは悲しいですが、口座開設出来なかったからと言って、落ち込む必要はありません!




理由は、銀行は一定数の企業の口座開設を拒否しないといけないからです。



新設法人の法人口座開設の審査を100%を通していたら「この銀行ちゃんと審査してるんかな…」と国が思うわけです。逆に言うと、銀行は一定の基準で、審査を落とさないといけないんですね。


なので、優良企業でもランダムに口座開設をお断りされるケースもあります。

それでも、私の過去の経験からなるべく審査を通すためにやっておくと良い事を6つお伝えします。

  • 名刺を作成する
  • 必要書類をそろえる
  • ホームページを作成しておく
  • 固定電話を開通しておく
  • 会社パンフレットを作成しておく
  • 説明用の事業計画書を準備しておく


周りの企業を見ていると、資本金は高ければ高いほど良いです。



特にネット銀行以外は、対面での面談があったので信用してもらえるような服装で行くのも大切かと思い、私はオフィスカジュアルで行くようにしました。

銀行

なぜうちの銀行で口座開設をしたいのですか?

と、言う質問は、地方銀行・信用金庫では鉄板で聞かれたので、準備されることをオススメします。「○○銀行だから!」という理由があると、口座開設の熱意が伝わって良いかもしれません。



実際に私が行った各銀行の口座開設手順や必要書類も記載しましたので、ご参考にしてください。


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  • この記事を書いた人

みほ

FP2級(ファイナンシャルプランナー)|起業家|同志社大学→武田薬品→会社員しながら会社設立→FP独立|会社員で「お金の知識をつけて資産形成・起業する方法」を発信中|『FP Time』編集者

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