【FPが解説】10年前と比べてみた。インフレって何？

インフレってなに？分かりやすく教えてほしい…！

そんな方に向けてFP（ファイナンシャルプランナー）の私が、インフレってなに？を解説していきます！

みほ

実際に10年前との物価の比較を分かりやすく紹介するので、ぜひ最後まで読んで頂けたら嬉しいです！

インフレとは？

インフレとはそもそも、何のことなのでしょうか。

よく「物価が高くなること」と定義されているのをみますが、実はインフレには2つの意味があります。

多くのサイトや解説者は1のみを定義に使われている場合が多いですが、2の要素を含めてインフレを理解することが大切です。

今の日本はどっちが起きているのかな…

今の日本はこの両方が起こっているよ！！だからこそインフレはすごいスピードで進んでるし、対策することが大事だね。

みほ

それでは、ここで実際10年間の物価変化を見ていきます！

10年前の物価はいくら？値上げの前と後を比較！

2014年3月と2024年3月までの具体的な物価の変化を抜粋して、見ていきます。
※以下記載の物価データはすべて政府統計の総合窓口「e-Stat」の情報を参考

食料品の物価変化

最近スーパー行くと、なんでも高くなったなあ…と思うよね。

特に最近では、「食料インフレ」の第1波とも呼べる価格高騰は、ロシアによるウクライナ侵攻後の2022年に起こりました。

小麦やトウモロコシの先物価格が急騰し、世界に影響したのは、みなさんの記憶にも新しいと思います。

光熱費の物価変化

電気代も上がる一方だよね…

みほ

電気代も毎年上がってますよね…！

原因は、ロシアのウクライナ侵攻に伴い、火力発電に使う原油や液化天然ガス（LNG）の価格が高騰しているためと言われています。

電力5社は5月に家庭向け電気料金を引き上げて、東京電力ホールディングスは1年前より2割超高くなりました…

もっとリアルな物価比較

マクドナルドのハンバーガー

2002年はなんとハンバーガー59円！

2024年は1月に値上げをして、170円です。

私の感覚では100円マックのイメージ強い。170円は高くなったな～と感じるね。

みほ

ディズニーランドの入場料

なんと！1997年は入園券が大人3,670円だった…！
2024年は、7,900 -10,900円（日によって異なる）

これも衝撃大きいね！今3670円だったら何回も通うけど、当時は安い感覚じゃなかったってことだよね。

良い気付きだね！それだけ時代と共にお金の価値が変化してるという事だね！

みほ

スズキ「アルト」の金額

1979年ではアルトが47万円だったとか…！
スズキ公式サイトのアルト新車の値段が1番安いので1,064,800円（約106万円）。



素材や機能はどんどん進化していると言えど、当時はエアコンも付いていなかったとか。

特に最近は新車の値上げの記事もよく見ますね！

新車の値上がりの背景には、以下のような原因があります。

• 原材料費や原油価格の高騰
• 円安
• 機能や装備の強化

円安や原料費の高騰は（輸入しているものも多いので）まだまだ続くので、車の値段はさらに上がりますね。

インフレとは？まとめ

インフレは、

1. 物価が高くなること
2. お金の価値が下がること

と紹介をしましたが、まさに物価がいま顕著に上がっている状態なのは、見て頂けたかと思います。

個人的にはハンバーガーの例えが1番ピンと来る！

「お金の価値が下がること」に関しては、いま日本が円安で「円の価値」が安くなってるのに加えて、物価が上がっているので、円の価値がどんどん下がっている状態です。

元々100万円で買えていたものが、来年には120万円になる。

買えるものは同じなのに、1円の価値が下がることによって、より高い値段になる。

さらに海外に行くと、海外もロシアウクライナ戦争の影響で物価が上昇してるので、「海外の物価上昇」+「円安」で日本人はほんとに大変な事になっています…

この辺もまた別の記事でまとめてみようと思います♪

みほ

少しでも気付きがあれば、嬉しいです！

ではまた～！