
2022年にUber Eats(ウーバーイーツ)の配達員を始めたけど「確定申告」をしたらいいのか分からない。
そこで、本記事は以下について解説します!
・ウーバーイーツの収入で確定申告が必要になる2種類のケース
・ウーバーイーツの確定申告の方法
・確定申告で必要な書類まとめ
近年需要が高いウーバーイーツですが、配達員パートナーの方は年間の稼ぎによって確定申告が義務の場合があります。
本記事では、ウーバーイーツ配達パートナーの確定申告や税金について解説していきますので、確定申告で迷った方はぜひチェックしてください!
それでは、本題にいきましょう~!

Uber Eats(ウーバーイーツ)の収入で確定申告が必要になる2種類のケース

ウーバーイーツ配達パートナーはUber Eats(ウーバーイーツ)と雇用関係はない個人事業主(業務委託)です。その為、ウーバーイーツで得た収入は自分で確定申告をしなければいけません。
ポイント
ウーバーイーツ配達パートナー ≠ ウーバーイーツ社員
ウーバーイーツ配達パートナーは社員ではなく、業務委託による仕事になります。Uber Eats社による年末調整はありませんので、収入は自己申告です。
では、どういった場合に確定申告が必要になるのかを続いて解説していきます。
ウーバーイーツ配達員が本業の場合

ウーバーイーツの配達員を本業としている場合、選択肢は3つです。
まず、所得の額によって確定申告が必要かどうかが決まります。
所得金額=収入ー経費>48万円以上の場合、確定申告が必要です。
理由は、48万円は基礎控除と言い、一律控除があるので48万円以下の収入に対しては、所得税がかからないからです。
他にもウーバーイーツだけでなく、給与所得ではない個人事業主や日雇いバイト、収入がウーバーイーツの配達員のみという方は、年間所得が48万円以下であれば確定申告は必要ありません。
本業ケース①
年間収入:30万円
経費:40万円(バイク代・ガソリン代)
所得金額=30万円-40万円 < 48万円
確定申告不要
本業ケース②
年間収入:70万円
経費:5万円(自転車メンテナンス代)
所得金額=70万円-5万円 > 48万円
確定申告必要
(事前に青色申告の基準を満たしている場合は青色申告。その他の場合は白色申告となる。)
本業ケース③
年間収入:100万円
経費:50万円(バイク代・ガソリン代)
所得金額=100万円-50万円 > 48万円
確定申告必要
(事前に青色申告の基準を満たしている場合は青色申告。その他の場合は白色申告となる。)

いくら収入があるのか、経費があるかによってケースがあるので、当てはまるものを参考にしてください♪
ウーバーイーツ配達員が副業の場合

ウーバーイーツの配達員が副業である場合、所得が20万円を超えると確定申告が必要です。
会社勤めやアルバイトで給与所得(給料)+それ以外の所得の合計が20万円を超えると、給与の収入とそれ以外の収入を合わせて確定申告する必要があります。
ただしこの場合も、所得金額=収入ー経費>20万円以上の場合、確定申告が必要なので、経費が大きく所得が20万円以下の場合は、申告しなくても大丈夫です。
副業ケース①
年収:400万円
副業収入:20万円
経費:20万円(バイク代・ガソリン代)
所得金額=20万円-20万円 < 20万円
確定申告不要

副業の場合、確定申告の有無に本業の年収は関係ありません。
副業ケース②~④
年収:500万円
副業収入:30万円
経費:5万円(自転車メンテナンス代)
所得金額=30万円-5万円 > 20万円
確定申告必要
まとめ
▼本業の方(ウーバーイーツ配達専業や個人事業主など)
所得が年間48万円以下であれば確定申告不要
▼副業の方(会社員やアルバイト掛け持ちなど)
所得が年間20万円以下であれば確定申告不要
しかし、副業収入が20万円以下の場合に申告をしなくてよいのは「所得税」の話です。他にも所得税と仕組みがよく似た「住民税」があり、住民税の申告は必要となります。
確定申告していれば税務署と地方自治体で情報共有されるため、別途住民税の申告をする必要はありませんが、確定申告していなければ、納税者自ら地方自治体に出向き、改めて住民税を申告しなければなりません。
ウーバーイーツの確定申告の方法

日本では収入の種類に応じて所得を10区分に分類しています。
参考元:国税庁「No.1300 所得の区分のあらまし」
その中でウーバーイーツの所得は「事業所得」もしくは「雑所得」に該当します。
では、事業所得と雑所得の違いについて解説します~!

「事業所得」と「雑所得」のちがい
事業とは、独立・継続・反復して行われる仕事のことです。その仕事を独立・継続・反復していると個人事業であり、事業所得があると認められます。このため、会社員であっても副業による事業所得がある場合は個人事業主となります。
参考:国税庁「No.6109 事業者とは」
これを今回の場合に当てはめると、
・個人事業主が本業で仕事している場合は「事業所得」
・副業が事業として認められれば「事業所得」
・主な所得が給与所得のサラリーマンの場合は副業所得は基本的に「雑所得」
と、なります。

では続いて、「事業所得」と「雑所得」について解説します~!
ウーバーイーツの収入が事業所得になる場合
ウーバーイーツの配達員を本業としている場合は、事業所得になります。
また、会社員の方でも副業が事業として認められると「事業所得」での計上が可能です。
給与所得+事業所得
会社員で事業所得で申告する場合は、「給与所得」と「事業所得」を合算して申告することになります。これを「損益通算」と呼びます。
また、事業所得には「青色申告」と「白色申告」の2種類があります。
開業届+青色申告承認申請書を提出すると「青色申告」を申請することができ、承認を受ければ、最大65万円の「青色申告特別控除」や家族への給与を経費にできる「青色事業専従者給与」などメリットが生まれます。
ウーバーイーツの収入が雑所得になる場合
ウーバーイーツの配達員による収入で事業所得に該当しないものは、雑所得です。
雑所得とは、他の9種類の所得(※)のいずれにも当たらない所得をいい、公的年金等、非営業用貸金の利子、著述家や作家以外の人が受ける原稿料や印税、講演料や放送謝金などが該当します。
参考:国税庁「No.1500 雑所得」
所得の定義はありますが、事業所得と雑所得の明確な基準は設けられていません。
判断するのは税務署なので、事業所得で申告をしていても認められず、修正を求められる場合もあります。
事業所得と雑所得の比較
| 事業所得 | 雑所得 | |
| 給与所得との損益通算 | ○ | × |
| 65万円の青色申請特別控除 | ○ | × |
| 青色事業専従者給与 | ○ | × |
| 純損失の繰越しと繰戻し | ○ | × |
| 30万円未満の少額減価償却資産の特例 | ○ | × |
上記の通り、事業所得と雑所得はどちらも「経費」が引けるという点は同じです。しかし、事業所得のほうが雑所得よりできる事が多く、制度の面で事業所得が有利になることが多いです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の確定申告で必要な書類まとめ

確定申告は通常2月16日(木)~3月15日(水)に自分の所得を計算して申告します。
必要な書類は以下の5つ。
- 確定申告書B
- 収支内訳書(白色申告の場合)青色申告決算書(青色申告の場合)
- 所得を証明できるもの(会社員の場合は源泉徴収票など)
- 控除証明書
- 本人確認書類(マイナンバーカード)
では、この5つについて今から解説していきます!
確定申告書B
2022年分(2023年提出分)から確定申告書は「確定申告書B」に一本化されます。
「確定申告書A」は廃止となり、書類の表記も「令和○年分の所得税及び復興特別所得税の 申告書」に変更になります。

用紙には色んな項目がありますが、自分に関係ないものは空白でOKです!

収支内訳書(白色申告の場合)青色申告決算書(青色申告の場合)
確定申告Bとは別に、白色申告の場合は「収支内訳書」・青色申告の場合は「青色申告決算書」を作成します。
| 収支内訳書 | 青色申告決算書 |
| 白色申告の場合に作成 | 青色申告の場合に作成 |
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所得を証明できるもの
会社員の方が確定申告する場合は、源泉徴収票が必要です。
「事業所得」の場合でも「雑所得」の場合でも、必要なので準備をしましょう。
控除証明書
各種控除を受ける時は、控除の該当者であることを証明する書類が必要です。
| 控除の種類 | 必要書類 |
| 医療費控除 | 医療費・通院に掛かる交通費の明細書など |
| 住宅ローン控除 | 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 住民票の写し 売買契約書の写し 登記事項証明書の原本 金融機関の住宅ローンの残高証明書など |
| 雑損控除 | 災害や盗難・横領によって損失がある場合 「災害等に関連したやむを得ない支出の金額」の領収証等 |
| 寄付金控除 | 寄附金の受領証など ふるさと納税も対象になる |
必要書類を全て確定申告直前に集めるのも大変なので、確定申告に備えて、定期的に帳簿を整理したり、証明書などを保管しておく習慣をつけておくことが大切です。無くしてしまった証明書などは、問い合わせると再発行してもらえることもあるので、事前に問い合わせしてみてください。
本人確認書類(マイナンバーカード)
税務署に持参する場合は本人確認書類の窓口での提示が、郵送する場合は写しの添付が必要です。
マイナンバーカードを持っているかどうかで必要な本人確認書類が変わるので、事前に確認してください。
本人確認書類
▶マイナンバーカードがある場合
マイナンバーカード1枚で本人確認はOKです。e-Tax(電子申告)で送信する場合は、マイナンバーカードに組み込まれた電子証明書の確認で本人確認を行うため、写しの添付は不要です。
▶マイナンバーカードがない場合
通知カードまたはマイナンバーが記載された住民票の写しなどと運転免許証、パスポートなどが必要になります。
まとめ

Uber Eats(ウーバーイーツ)による収入がある場合は、まず本業としての収入か、副業としての収入かによって確定申告で用意するべき書類が変わります。
本業:事業収入:青色申告 or 白色申告
副業:事業収入 or 雑所得
どのような分類で収入を得ているのかによって、準備すべき書類も変わりますので早めに準備していきましょう!




